故障の原因と対策

1:使用中に突然、パソコンの再起動が始まった!

原因1
CPU冷却ファンが故障し、CPU温度が以上に上昇したため、システムが強制的にシャットダウン動作を行った
危険性1
このような場合は、早めにCPU冷却ファンを修理しないと、CPUそのものを損傷する危険性があります。

対策1
CPU冷却ファンを交換することで改善できる、比較的軽微な問題です。

原因2
ハードディスクに読み取りエラーが発生したため、正常な動作を継続できずに、システムがシャットダウン動作を行った。

危険性2
このよう場合は、ハードディスクに異常が無いかを早急にチェックしないと、ハードディスクの損傷が進行してすべてのデータが消失する危険性があります。

対策2
早急にハードディスク内の全データをバックアップしてから、ハードディスクのスキャンを実施して、必要に応じてハードディスクを交換します。

2.使用中に突然、ブルーバック画面に切り替わった!

原因1
ハードディスク内の磁気ディスク表面に磁気不良クラスターが発生した。
危険性1
スキャンディスクによって修復できる場合もありますが、不良クラスターの拡大が無いことを見極める必要があります。
対策1
ハードディスク診断プログラムを使ってディスクに不良クラスターをチェックします。必要に応じてハードディスクを交換します。

原因2
ハードディスク内の磁気ディスクが損傷を始めた

危険性2
この場合は、しばらくすると記録されているすべてのデータが消失する危険性があります。

対策2
早急にハードディスク内の全データをバックアップして、ハードディスクを交換します。

3.起動やレスポンスが急に遅くなった!
原因1
OS(ウインドウズ)を格納しているハードディスクの領域に残り容量の余裕が無くなり、動作に必要な領域を確保できなくなった
危険性1
このまま使い続けてハードディスクの残り容量がゼロになると、パソコンが起動しなくなり、その後の対策が大変困難になります。

対策1
ハードディスクに残り容量がある状態でデータのバックアップを行い、より大きな容量のハードディスクに交換する。

原因2
実装されているRAM(ランダムアクセス)メモリーの容量を超えるソフトを使用したため、 メモリー上の動作領域が不足して、ハードディスクにスワップ動作が始まったため

危険性2
この場合は使い続けても危険性はありませんが、動作速度は遅くなる一方で、やがて実用的に使えなくなる可能性があります。

対策2
パソコンのマザーボードに積載可能なメモリー容量と実装されているメモリーを照合して、適切なメモリーを増設する。

原因3
パソコンの内部にウイルスが侵入し、それがバックグラウンド(画面に現れない)で動作するため、その動作にCPUの能力を消費されるため、本来の動作が遅くなる

危険性3
これは内部のウイルスが自己拡散動作を行っており、パソコン所有者のアドレス帳などを参照して外部にウイルスが送信されている可能性があります。

対策3
ウイルス除去ツールを使って感染しているウイルスを除去します。ウイルスをツールで除去できない場合は、ハードディスクを一旦初期化して、元の状態にリカバリーします。

4.冷却ファンの音がうるさくなった!

原因1
パソコン内部に塵や埃が堆積して放熱が悪化したため、温度を下げるため冷却ファンが強制的に高速回転するようになった。
危険性1
放熱を改善するための清掃を行わないと、過熱によって内部の部品が損傷して、パソコン自身が故障する可能性があります。

対策1
電源冷却ファンもしくはケースファンを交換します。

原因2
パソコンの内部にウイルスが侵入し、それがバックグラウンド(画面に現れない)で動作するため、CPUの負荷増大に伴う発熱が大きくなり、温度を下げるため冷却ファンが強制的に高速回転するようになった。

危険性2
これは動作が遅くなった場合と同様、お使いのパソコンから外部のネットワークに対してウイルスが送信されている可能性があります。

対策2
ウイルス除去ツールを使って感染しているウイルスを除去します。ウイルスをツールで除去できない場合は、ハードディスクを一旦初期化して、元の状態にリカバリーします。

起動時に次のようなメッセージが出ることがあります!

「システムに重大な問題が生じている」
「システムの重大の問題を解決している」

原因
これらは多くの場合マルウェア(悪質なソフトウェア)がインストールされています。 詐欺ソフトとも呼ばれますが、ウイルスとは異なり自己拡散したりシステムに害を与えたりするものではなりませんが、ユーザーに不必要な代金を振り込ませる目的で作られたものです。

危険性
いかにもシステムに重大な問題があるかのごとく振舞うだけでなく、そのためにパソコンの動作が遅くなるので、パソコンを使った業務に支障が生じます。

対策
マルウェア除去ツールを使って、侵入したマルウェアをアンインストールします。アンインストールできない場合は、一旦ハードディスクを初期化して、再度リカバリーします。

ベルエアーではこのようなパソコンに発生するさまざまな問題に対して、30年間の経験で積み重ねた技術とノウハウを活用して、最も適切な手段を選んで対応いたします。
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